
日本各地には、祭典を華やかに演出する祭礼山車「曳山」(ひきやま)・「屋台」(やたい)を繰り出す祭りがたくさんあります
播州秋祭りは、播州地方、播磨国(はりまのくに)兵庫県南西部、姫路市一帯の神社で行われる秋季例大祭をまとめて指す呼称です。
10月に入ると 太鼓の音と担ぎ手 乗り子の声がひびきわたる播州で、多くの神社で屋台(太鼓台)の練り出しが行われます。
「どんなに忙しくても、祭りにだけは帰省をする」というほど地元の人々から愛されている播州秋祭り。
どんな魅力があるのでしょう。
播州秋祭りの動画サイト
播州秋祭りと言ったら「灘のけんか祭り」が有名ですが
それぞれの地域特色のある、たくさんの秋祭りの一部をご紹介します。
播州秋祭りシリーズ
灘のけんか祭り
大塩天満宮秋祭り
甲八幡神社
濱の宮天満宮
各地、いろいろな播州秋祭りの情報サイトです
http://prosv3.tok2.com/~oosio315/map-hyogo.htm
播州秋祭の屋台の数は?
なんといっても播州秋祭りの主役は播州屋台(祭り屋台)です。屋台の数は播州地方一帯で300~400あると言われます。
播州地方に広く分布しているのは担ぐ屋台と呼ばれるものです。
引っ張って曳航する祭礼山車(曳山)の代表は、京都祇園祭や大阪のダンジリ祭りが有名ですね。
播州祭り屋台は太鼓を乗せて担ぐ祭礼山車(屋台)で、太鼓台と呼ばれる系統で東日本ではあまり見られないものです。
出典:yaplog.jp
漆塗りの神輿屋根・反りのある布団屋根・飾り金具・梵天金具・彫刻の露盤・狭間・伊達綱・伊達提灯・水引幕・高欄掛等の
装飾品を付けた絢爛豪華な芸術品ともいえる屋台は、播州独自で発達したもので他所には類を見ることができません。
播州祭り屋台は、伝統工芸の技、職人たちの技を結集した「総合芸術品」なのです。播州の伝統であり誇りでもあります。
播州屋台は3つに分けられます。
・神輿屋根型、
・布団屋台(重箱屋台)、
・布団山型屋台(山型屋台)
播州屋台の基本の大きさは、二尺八寸と言われています。
「二」と「八」を合わせると鳥居の形になるからだそうです。
播州秋祭りの日程は?
播州秋祭りは主に10月を中心に、体育の日である10月の第2月曜日あたりに行われています。
10月8日・9日
・恵美酒宮天満神社
・浜の宮天満宮
10月11日・12日
・津田神社
・甲八幡神社
・高岳神社
・生矢神社
10月12日
・坂越船祭り(赤穂市坂越)
10月13日・14日
・湊神社
・曽根天満宮(高砂市曽根)
10月14日・15日
・大塩天満宮
・松原八幡神社(灘のけんか祭り)
10月15日・16日
・伊和神社(宍粟市一宮町)
10月17日・18日
・英賀神社
10月18日・19日
・荒川神社(小芋祭り)
・広畑天満宮
・富嶋神社(たつの市御津町)
10月20日
・梛八幡神社(たつの市神岡町)
10月21日・22日
・魚吹八幡神社(提灯祭り)
まとめ
百聞は一見にしかずです。
「ヨーイヤサー」や「エーンヤー」などの掛け声とともに、是非、播州秋祭りの屋台を楽しんでください。